麻薬製造で貿易赤字穴埋め=北朝鮮の「主要収入源」
2005年 03月 14日
[ 共同通信 03月12日 09時56分 ]
【ワシントン11日共同】国際麻薬取り締まり担当のチャールズ米国務次官補ら複数の米政府高官は11日までに、北朝鮮が主要な外貨収入源を、近年落ち込んだミサイル取引から麻薬製造・密輸にシフトし、貿易赤字の大部分を麻薬収入で穴埋めしているとの分析を明らかにした。
米政府は麻薬収入が弾道ミサイル開発に使われているとみており、昨年、密輸の経由地となる中国の司法当局とも麻薬問題を協議。政権内では6カ国協議出席を拒む北朝鮮への圧力強化策が検討されており、麻薬密輸の摘発強化で違法収入源を封じ込めていく方針だ。