脳死臓器移植:40代男性から臓器摘出、各地で手術
2005年 03月 17日
三重県四日市市の市立四日市病院に外傷性くも膜下出血で入院中の40代の男性が16日午前8時5分、臓器移植法に基づき脳死と判定された。男性は脳死状態で臓器を提供する意思表示カードを所持しており、家族も提供に同意した。臓器は摘出され、同日夜から17日にかけて各地の病院で移植される。同法に基づく脳死判定は37例目、移植は36例目。2月15日の32例目以降の約1カ月間で5例目の実施で、昨年1年間の提供件数に並んだ。
日本臓器移植ネットワークによると、心臓は大阪大病院で、腎臓は東京女子医科大病院と市立四日市病院で移植される。
【山本建】
毎日新聞 2005年3月16日 20時22分