ホテル婚礼でリベート1億 シェラトンの前副総支配人
2005年 04月 08日
〔共同通信 2005年4月8日 08:24〕
東京ディズニーランドに隣接する千葉県浦安市の「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の三浦至前副総支配人(54)が、2003年までの約3年間に、取引業者3社から計約1億1000万円のリベートを受け取りながら税務申告せず、所得税約4000万円を脱税したとして、東京国税局から所得税法違反(脱税)の疑いで東京地検に告発されたことが8日、分かった。
同ホテルは婚礼部門で日本一になるなど飛躍的に業績を伸ばし、三浦前副総支配人はその立役者として知られていた。
3社も総額約3億4000万円の所得を隠し、法人税計約1億円を免れたとして、法人税法違反の容疑で告発された。
告発されたのは、三浦前副総支配人のほか、「木下音楽事務所」(東京中野区)、イベント会社「プランニングオフィスドリーム」(新宿区)、同「オリジナル・ケイ」(杉並区)と、3社の実質経営者の木下清美代表(56)。3社は同ホテルで結婚式の音楽演奏サービスや式場飾り付けなどを請け負っていた。