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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

反日デモ 瀋陽など10都市波及 厳戒の北京は平静保つ

Sankei Web 産経朝刊 反日デモ 瀋陽など10都市波及 厳戒の北京は平静保つ(04/18 05:00)


 【瀋陽(中国遼寧省)=野口東秀】中国の反日デモは十七日、東北部の遼寧省瀋陽など各地に飛び火した。日中外相会談が開かれた北京は厳重な警備態勢下で平静を保ったが、反日行動は広東省で再燃したほか、福建省アモイや広西チワン族自治区南寧など香港を含む計十都市に広がった。反日デモに歯止めがかかる兆しはない。

 瀋陽の日本総領事館によると、東北部初となる大規模な反日デモは、若者を中心に最大二千人が参加した。群衆は市中から総領事館に向けてデモ行進した後、約二百人が総領事館に向かって石、ペットボトル、卵などを投げつけた。

 敷地には赤や紫のインクがぶちまけられ、館員の私有車の後部ガラスが割られるなどの被害が出た。敷地内の公邸外壁も汚された。満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた瀋陽は、反日感情が根強く残る地域だ。午後に入ってデモは収まったが、総領事館近くの回転すし店には、中国国旗とともに「日本人入店禁止」と書かれた張り紙がはられた。

 一方、広東省では東莞市の日系電子部品メーカーに勤める従業員がストライキを決行。リーダー格の二人に扇動されて工場の窓ガラスや工場施設を壊し、これが反日集会に発展した。

 深センでも日系スーパー前で大規模な反日デモが発生し、参加者は三万人を超えた。深センにおける反日行動は三週連続となる。

 珠海でも約千人の反日集会などが開かれ、一部が投石で日系企業の窓ガラスを割るなど暴徒化した。同省の省都、広州での抗議行動は治安部隊に阻止されたが、デモ参加者は市内各所に散って抗議を続けた。複数の拘束者が出たという情報もある。

 また福建省アモイで六千人規模の反日行動が確認されたほか、湖南省長沙や南寧でも反日デモが行われたもようだ。浙江省寧波で反日集会などが行われたとの情報もある。

 一方、十六日に大規模デモが起きた上海は、治安部隊の警戒する中で十七日は平静を取り戻した。

 市当局は同日発表の談話で破壊行為への謝罪を見送ったが、同市の共産党機関紙「解放日報」は同日付で「極めて少数の者が石を投げ、ガラスを壊すなどして公共秩序と安全を脅かした」と短く伝えた。

 北京では、日本大使館周辺に治安部隊約千人が配置されたほか、天安門でも厳戒態勢が敷かれ、大きな混乱は起きていない。
by miya-neta | 2005-04-18 09:02 | 国 際