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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

54歳O・ハッセー25年ぶり映画主演

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 世界的にヒットした映画「ロミオとジュリエット」(68年)などで知られる米女優のオリビア・ハッセー(54)が、映画「マザー・テレサ」(監督ファブリッツィオ・コスタ)で25年ぶりに銀幕主演を果たした。80~90年代は主婦、母親としての生活が中心だったが、「20年間待ち続けていた」とほれ込んだのがテレサ役。36~87歳を演じきり、完全復活をアピールしている。

 「映画史上、最も若く美しいジュリエット」と称された「ロミオとジュリエット」から37年。歌手・布施明(57)の前妻としても知られるハッセーが、華麗なる復活を遂げ日本に凱旋する。

 87年に布施と離婚した後、ミュージシャンのデイヴィッド・アイズリーと再婚。ロサンゼルスで家事、子育てを優先させながら、女優としてはテレビドラマを中心に、90年の香港映画「聖戦」などの端役で活動を続けていた。

 そして「この役を20年間待ち続けていた」という「マザー・テレサ」と運命的な出合い。インド・カルカッタ(現コルカタ)の修道院から独立し、貧困にあえぐ人々や病人、孤児らの支援に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞した“母”の役づくりに心血を注いだ。

 もともとは03年にイタリアのテレビドラマとして、同国では60分の3夜連続で放送。だが、8000人に及ぶキャスト、世界各国でロケを行った壮大なスケールと、クオリティーの高さが評判となり、製作サイドは映画として再編集し、国外では劇場公開することを決めた。

 ハッセーも36~87歳を演じきり、特に晩年は4時間もかかる特殊メークでの熱演。今月2日に死去したローマ法王、ヨハネ・パウロ二世に謁見(えっけん)を許されるほどの評価を得た。

 本格的な映画出演としては、ヒロインを務めた80年「復活の日」(監督深作欣二)以来。日本公開としては、25年ぶりとなり、65年「湖愁」から10本目の節目となる。

 その後、女優活動を本格的に再開し、「ヘッドスペース」など2本の映画を撮影。「マザー・テレサ」の公開は今夏で、合わせてハッセーの来日も予定されているだけに、話題を呼びそうだ。
[ 2005年04月20日付 紙面記事 ]
by miya-neta | 2005-04-20 07:26 | 芸 能