米で「父と暮せば」初上映/核保有国にも感動広がる
2005年 04月 22日
(2005/04/22 17:18)
【ボストン21日共同】原爆で父親や親友を失った女性が苦しみを乗り越えていく姿を描いた映画「父と暮せば」(黒木和雄監督)が21日(日本時間22日)、米ボストン近郊のマサチューセッツ工科大学(MIT)で上映された。
米国での上映は初めてで、タフツ大(ボストン近郊)とMITによる映画祭「世界のヒバクシャ」の目玉の一つ。映画には原作者井上ひさしさんの「より多くの核保有国の人々に見てほしい」との思いが託されている。
映画の舞台は原爆投下から3年後の広島。生き残った負い目を抱える娘が、幽霊となって現れた亡き父に励まされ、未来に目を向けるまでの物語。
映画祭には核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、核廃絶を訴えるために渡米した被爆者4人も参加。ホールを埋めた約150人の学生や教員らは、原爆による別れのシーンで涙を流し「生き残って申し訳ないというのはどのような体験だったのか」など多くの質問が出た。
ダニエル・レビン元MIT教授(65)は「これまでは米国が戦争に勝って幸せだったが、映画を見て全く変わってしまった。罪の意識でいっぱい」。
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