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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

天皇、皇后両陛下:サイパン訪問決定 慰霊の外国訪問は初

MSN-Mainichi INTERACTIVE 皇室


 天皇、皇后両陛下が米国自治領サイパン島を6月27、28日に訪問することが26日午前の閣議で決まった。同島は5万人以上の日本人が命を落とした第2次世界大戦の激戦地。戦後50年の95年に多くの犠牲者を出した長崎、広島、沖縄などを訪ねており、終戦から60年の節目に両陛下の強い意向もあり実現した。両陛下の慰霊目的での外国訪問は初めてだ。

 両陛下は6月27日に同島入りし、翌28日に日本政府が74年に設置したマッピにある「中部太平洋戦没者の碑」で祈りをささげる。このほか、日米両軍の戦跡、米軍や現地住民の慰霊施設、在住邦人らが断崖(だんがい)から次々と身投げした「バンザイ・クリフ」などを訪れる方向で、政府が調整を進めている。

 サイパン島を含む北マリアナ諸島はパラオなどとともに第1次世界大戦後、日本の委任統治領となり、第2次世界大戦当時は日本人が2万人以上居住。1944年7月の米軍の占領時の戦死者は日本側だけで5万人を超える。【竹中拓実】

 <サイパン戦>

 約6万7000人の米軍が1944年6月15日にサイパン島に上陸を開始。日本軍守備隊は徹底抗戦したが7月7日に主力が全滅、米軍に占領された。厚生労働省などによると、日本側の軍人・軍属約4万3000人、在住日本人約1万2000人が犠牲になったほか、米軍側も3000人以上、現地住民も約900人死亡した。占領後は、米軍のB29爆撃機による日本本土攻撃の出撃拠点となった。

 ◇鎮魂の旅実現 両陛下のサイパン島訪問

 天皇、皇后両陛下のサイパン島訪問は、両陛下の第二次大戦の戦没者に対する「鎮魂と慰霊」の気持ちをくんだ政府が実現にこぎつけた。相手国の招待を受け「親善と友好」を目的に訪問するのが通例だけに、両陛下の強い意向を受けたものだ。

 天皇陛下は戦後50年の前年の会見で、「戦争による多くの犠牲者とその遺族のことは少しも念頭を離れることがなかった」と明かした。そのうえで、「とりわけ戦争の禍(わざわい)の激しかった土地に思いを寄せていくつもりでいます」と決意を語っていた。

 翌年、広島、長崎、沖縄などで献花するなどして実現した「慰霊の旅」の後も、陛下は「この戦いに連なる全ての死者の冥福を祈り、遺族の悲しみを忘れることなく、世界の平和を願い続けていきたいと思います」と感想を述べている。こうした経緯を踏んでのサイパン訪問は「いわば両陛下のライフワーク」(宮内庁幹部)でもある。【大久保和夫】

毎日新聞 2005年4月26日 11時09分
by miya-neta | 2005-04-26 11:09 | 社 会