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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

少子化の時代に生徒増え、校舎急造 仙台・東部の中学校

河北新報ニュース 少子化の時代に生徒増え、校舎急造 仙台・東部の中学校


 公営住宅に入居する母子・父子家庭が増えている。県営住宅では昨年度、約1550世帯と、5年前の3倍を超えた。離婚の増加などが影響しているとみられる。学区内に公営住宅がある仙台市内の中学校の中には、校舎増築で、増加する生徒の受け入れ態勢を整える学校もある。

 仙台市東部の中学校は、1998年に570人台だった生徒数は今年4月、600人を超えた。学区内に市営住宅(約1100世帯)があり、母子・父子家庭の増加が続く。今年、多目的教室など数教室を増やして対応した。

 学区内の小学校の児童数からみて、数年は生徒が増え続ける見通しで、教室は今回の増設分でも足りなくなりそう。校長は「少子化の時代に、生徒が増えるのはいい面もある。生徒と家庭へのサポートを強化していきたい」と語る。

 市は、母子・父子家庭を支援するため、市営住宅の入居抽選で当選確率を2、3倍に高める優遇制度を設けており、市営住宅はどこでも一人親家庭が増加傾向にあるとみられる。
 県営住宅でも母子・父子家庭が急増しており、現在は全体の17%を占めている。

 仙台市で20歳未満の子どもを抱える母子・父子家庭は1991年度、8300世帯だったが、03年度は2万523世帯とほぼ3倍になった。死別が4割近くを占めるが、増加が目立つのは、10年前のほぼ倍になった離婚だ。

 離婚の増加傾向が続き、景気回復が腰折れに終われば、家賃の安い公営住宅への入居希望者はますます増えそう。学校だけでなく、新たな対応が必要になってくる。

 市こども企画課は「3月に、一人親世帯を支援するための5カ年計画を策定した。今後は、経済的な支援だけでなく子育て、養育、就業など広くさまざまな面で支援していきたい」と話している。

2005年05月25日水曜日
by miya-neta | 2005-05-25 23:59 | 社 会