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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

在日ブラジル人問題

asahi.com : マイタウン山梨 - 朝日新聞地域情報
 〔アサヒコム 山梨 2005年5月28日〕

 国際化と犯罪

  国際化の進展とともに、来日した外国人による犯罪が社会問題化している。その現状について考えてみたい。

  全国的にみて、来日外国人犯罪が増加しているのは事実である。04年の来日外国人による刑法犯の検挙件数は、3万2087件で、10年前の約2・4倍となった。この間に刑法犯の総検挙件数は約13%減少したので、刑法犯の中で来日外国人犯罪が占める割合は、1・7%から4・8%に急増したことになる。

  凶悪犯の中では、強盗が多く、特に侵入強盗の比率が約6割(日本人が容疑者の場合では約4割)と高いうえ、日本人では2割以下しかない共犯事件が来日外国人犯罪では約7割となっているなど、犯罪組織・グループによる犯行が多いのが特色である。

  国籍別の検挙人数をみると、中国人が約半数を、次にブラジル人が約13%を占めるので、これへの対策が課題となる。

  まず、中国人についてだが、侵入盗の約8割を占め、中国人犯罪集団が(日本の暴力団と共犯の場合もある)、計画的に住居や事務所へ侵入して強盗、窃盗事件を起こす例が多い。

  一方、ブラジル人については、少年事件の約6割を占め、非行少年グループによる乗用車などの窃盗事件が問題となっている。

  来日外国人、特に来日した中国人とブラジル人の犯罪について述べてきたが、この両国の人たちが犯罪を起こしやすい、というわけではない。現に同じ中国人でも、永住者などの定着居住者の犯罪傾向は日本人と変わらない。犯罪多発の原因を冷静に分析し対策に反映することが必要である。

  そこで、山梨県の状況を見ると、昨年は、ブラジル人による強盗事件が3件発生したことが注目される。いずれも早期に検挙されたが、発生原因を探ると、来県したブラジル人の子どもたちの教育問題が浮かび上がってくる。と言うのも、両親が共働きするなか、日本語の不自由な子供への目配り、教育が不十分となる例が多いのである。

  外国人労働者を受け入れるのであれば、その子どもたちの受け入れまで面倒をみなければならない。それぞれの個性に合った適切な教育により、善良な市民として地域社会に受け入れられるように。逆に言えば、彼らを社会のアウトローに追いやらないために、雇用者たる企業はもちろん、行政や住民がもっと支援すべきだと感じる。

  犯罪者は、国籍を問わず連携して悪事をはたらく。われわれ安全を守る側も日本人と外国人が協力して犯罪に立ち向かうことこそ、真の国際化の大前提だと思うのである。

(たなか・のりまさ=県警本部長)
(5/28)

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在日の子供の不就学を懸念 ブラジル大統領
 〔熊本日日新聞 2005年5月28日 20:40〕

 来日していたブラジルのルラ大統領は28日、名古屋市内で開かれているブラジル系企業の物産展で演説し「学費が払えないために在日ブラジル人の子供が不就学に陥っているのは、われわれにとって残念なことだ」などと指摘した。

 また、日本の学校に通うブラジル人児童らについても「彼らが受けられる教育の質が向上するよう、日本の政府と話し合っていきたい」と述べ、両国間で教育関係者の人材交流を活発にするなどの改善策を日本政府に働き掛けていく意向を示した。

 ルラ大統領は演説に先立って、名古屋ブラジル総領事館で、群馬県や愛知県、滋賀県など全国にあるブラジル人学校の校長ら35人と懇談。校長らはブラジル人学校の増設の必要性などを訴えた。
by miya-neta | 2005-05-28 23:53 | 教 育