ドコモ、携帯電話網を部分開放・新規参入事業者に
2005年 06月 20日
NTTドコモは自社の携帯電話網を新規参入事業者に部分的に開放する検討に入った。主に地方で自前の通信網を持たない新規事業者に自社網を貸し出し、全国サービスを提供できるようにする。携帯参入を目指すソフトバンクなどは既存事業者が通信網を開放し競争条件を平等にするよう求めていた。ドコモが応じれば、早期に全国エリアで既存・新規事業者が競い合う構図となり、料金・サービス競争も一段と激しくなりそうだ。
ドコモはこれまで「通信網は自社で築くのが大原則」と主張してきた。総務省が今月3日、12年ぶりに携帯新規参入を認める方針を打ち出したことから寡占批判が高まることなどに配慮、方針を転換する。 (07:00)
>>関連リンク(NTTドコモの株価/概要/ホームページ)