損保ジャパン 育休カバーにOG活用
2005年 07月 01日
平成17(2005)年7月1日[金]
損害保険ジャパンは30日、退職した女性社員らを現役社員の育児休業などで生じる欠員の代替要員として活用する制度を、7月から始めることを明らかにした。社内事情に明るく経験豊富な人材の活用で業務のスムーズな引き継ぎを行い、現役社員が育休を取得しやすくするほか、子育てが一段落した女性元社員(OG)らに雇用機会を提供する。
損保ジャパンの新しい人事システムでは、同社を退職した女性社員の希望者に専用のパスワードを交付。同社のホームページで入力して専用画面へアクセスすると、各職場で育児休業や出産休業で必要となった代替要員の求人情報を閲覧できる。休職者の職場や業務での経験があるなど、条件が合えば採用される仕組みだ。
また、望む雇用条件などを登録してある希望者には、メールで会社側が直接就業を打診する。
会社側としては、経験やスキルのある元社員の活用で業務の円滑な引き継ぎが期待できる。社員も休暇中も自分の業務を安心して任せる態勢が整うことで、育休や産休が取得しやすくなる。
勤務地は元社員の居住地に応じ、本社や全国の営業拠点が対象。現在約四千三百人の女性元社員らが登録済みで、最終的に五千人を目標としている。
これまでは育休などで欠員が出ても、周囲がカバーしたり、社外の人材をその都度補充していた。一方で、退職した女性社員からは「短期間でも経験を生かして働きたい」という声が寄せられていた。
今年四月から、「次世代育成支援対策推進法」が施行され、一定規模以上の企業は従業員の育児環境の整備を進めることが義務づけられた。同社は新人事システムの導入を次世代育成支援対策の柱に位置づけている。
さらに、このシステムには女性のほかに男性の元社員らも登録しており、同社は、台風など自然災害の被災地での業務に携わる臨時要員に活用することも想定している。
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