ニュートン自筆の錬金術覚書見つかる
2005年 07月 04日
「ニュートン興味津々 錬金術」
英で覚書見つかる ~ 70年前競売後、不明
近代科学の父、アイザック・ニュートン(1643~1727年)が錬金術に言及した覚書が3日までに、英王立アカデミーの書庫から見つかった。この覚書は第二次大戦前に行方不明になっていたもので、書庫の文献整理中に発見された。
ニュートンが卑金属から金を精製する錬金術を研究していたことは知られているが、この覚書は、ニュートンがいかなる錬金術の著作を読み、どのような理論を調べていたかをうかがわせる極めて重要な文書と位置づけられている。
覚書は22ページで、他の錬金術師の研究や業績に触れた内容。1936年に競売にかけられて売りに出された後、所在が分からなくなっていた。
ロンドン大学インペリアル・カレッジのジョン・ヤング博士は「ニュートン研究者のみならず、科学史研究者にとって実に興奮すべき発見」と話している。
(DPA=時事)
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ロイター通信によると、近代科学の祖と言われる英国のアイザック・ニュートンの錬金術に関する自筆の覚書が、英王立協会でこのほど見つかった。
この覚書はもともと、ニュートンが亡くなった1727年に発見されたが、1936年に競売で落札されて以降、行方が分からなくなっていた。今回、研究者が同協会で文献を整理中に発見した。
ニュートンの存命当時、錬金術には亜鉛などの卑金属から金や銀を精製する秘密が隠されていると信じる科学者がいた。ニュートン研究の専門家は「今回の発見は、ニュートンが錬金術に関してどんな著作を読み、どんな理論を研究していたかについての重要な証拠となる」と話している。(共同)
[2005/7/4/14:44]