せんべいで男児にアレルギー症状、万博の土産物回収
2005年 07月 17日
愛知万博(愛・地球博)会場の土産店で販売された、アレルギー成分を表示していなかったせんべいを食べた金沢市の男児(8)が今月中旬、アレルギー症状を起こしていたことが17日、分かった。
男児はせきが激しく出るなどの症状が出たが、現在は回復した、という。
問題の商品は「モリゾー・キッコロなかよしせんべい」。せんべいに巻いてあるのりに描かれた、万博のイメージキャラクター「モリゾー」と「キッコロ」の部分に、アレルギー物質で表示が義務付けられている卵と乳成分が含まれていた。
男児は13日にせんべいを食べて体調を崩し、販売元の土産物卸売、「タカチホ」(長野市)は男児と家族に謝罪し、15日に自主回収を始めた。愛知県には16日に届け出た。
兵庫県加西市の「アリモト」が製造していたが、生産が追いつかず、神奈川県内の別会社に委託。この会社が誤ってアレルギー物質を含む材料を使った。〔共同〕 (23:50)