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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

先生の平均年齢、小中高とも過去最高 文科省調査

asahi.com:先生の平均年齢、小中高とも過去最高 文科省調査-暮らし


2005年07月28日20時16分

 「小学校の先生は44歳、中学43歳、高校44歳」。文部科学省は28日、3年ぶりに実施した教員統計調査を発表した。平均年齢は、大量採用期の教員が40~50代で年齢を重ねているため、小、中、高校ともに過去最高を更新した。ただ、首都圏や近畿などの大都市圏では定年に達する層が出始め、世代交代も始まっている。

 調査は、昨年10月1日現在で実施した。第2次ベビーブーム(71~74年)世代が小中学校に入学した80年代の大量採用が現在の年齢構成の原因になっている。

 平均年齢は、小学校が44.1歳(前回比0.7歳上昇)。最も割合の高い年齢区分は、前回同様「45歳以上50歳未満」で、22%を占めた。教員数は38万8664人で、前回調査時より1566人増えた。

 中学校の場合は42.9歳(同1.1歳上昇)。「40歳以上45歳未満」の年齢区分の割合が最も高く、21%だった。教員数は前回比5513人減の23万6472人だった。

 高校は44.3歳(同0.5歳上昇)。やはり「40歳以上45歳未満」の年齢区分が19%で、最も割合が高かった。教員数は1万2835人減り、24万2968人だった。

 調査のうち、教員の採用や退職については03年度の状況を調べたが、小学校の採用者数が前回に比べてほぼ倍増の1万2284人になった。退職と教育委員会などへの異動を含む離職者数も4割増の1万3314人だった。中学校でも4割近く採用者が増えた。

 特に、新卒者の採用は小学校で136%増、中学校で27%増となっている。80年代の大量採用期に先駆け、大都市圏では都市化による急激な人口流入が起きた。文科省は、このときに採用された世代の教員が定年を迎え、新卒者の採用につながっているとみている。

 今後、平均年齢がどうなるかについて、文科省は勧奨に応じて定年前に退職する教員も増えているため、「高齢化のピークは予測できない」としている。
by miya-neta | 2005-07-28 20:16 | 教 育