米代表、「打ち切り」の可能性に言及 北朝鮮核協議
2005年 08月 06日
2005.08.06
Web posted at: 17:31 JST- CNN/REUTERS
北京――朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発をめぐる第4回6者協議は12日目に入った6日、核の平和利用の権利などを求める北朝鮮の抵抗で、合意が取り付けない共同文書の内容をめぐり、参加国のぎりぎりの個別協議が続行したようだ。
米首席代表のヒル国務次官補は同日、協議の会場へ向かう前、「進展がある限りとどまるが、進展がないならとどまらない」「とどまらないならどうするかを考え、(今回の協議を)締めくくる方法を話し合わなければならない」と記者団に述べた。ロイター通信が報じた。
文書をめぐる合意達成が不可能なら、協議にいったん区切りをつける考えを示唆したものと受け止められている。
中国は李肇星(リー・チャオシン)外相も乗り出して、北朝鮮代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官らの説得に直接当たったが、成果はなかった、との情報もある。