国民医療費:03年度、31.5兆円 過去最高を更新--厚労省発表
2005年 08月 24日
厚生労働省は23日、03年度の国民医療費が02年度比1・9%増の31兆5375億円で過去最高を更新し、国民所得に占める割合も最高だった02年度と同じ8・55%に達したと発表した。65歳以上の医療費は15兆8823億円と全体の50・4%を占め、これも過去最高となった。
国民1人当たりの医療費は02年度比1・8%増の24万7100円。65歳以上は65万3300円で、65歳未満(15万1500円)の4・3倍に達した。
財源別では、保険料分が15兆8225億円(50・2%)、公費(税金)分10兆7468億円(34・1%)、患者自己負担分4兆9451億円(15・7%)。03年度はサラリーマンの窓口負担が従来の2割から3割にアップしたのに伴い、自己負担分が02年度比で8%増加し、全体に占める割合も0・9ポイント増えている。
また制度別では、サラリーマン本人の被用者保険給付分(3兆6368億円)が3割負担導入やリストラなどによる加入者減で12・8%減となる一方、加入者の高齢化に加え、失職した人の受け皿ともなっている国民健康保険分(6兆6734億円)は8・9%の増。診療種別では医薬分業の進展で、10・2%増の薬局調剤医療費(3兆8907億円)の伸びが際立っている。
同省は10日、04年度の概算医療費が31兆4000億円となったと発表したが、今後これに労災保険の医療給付費などを加えて集計したものを04年度の国民医療費として1年後に公表する。【吉田啓志】
毎日新聞 2005年8月24日 東京朝刊
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