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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

平壌科学技術大:核問題で資金集まらず 開校メド立たず

MSN-Mainichi INTERACTIVE アジア


 【北京・西岡省二】北朝鮮が先端技術教育の強化を目指し、韓国の協力を得て設置を予定している「平壌科学技術大学」の開校がピンチに陥っている。関係者が6日、明らかにした。今月の開校を目指していたが、核開発問題で北朝鮮を取り巻く国際情勢が厳しくなって資金繰りがつかなくなった。最近、開校目標が来年9月に変更されたが、メドはついていない。

 平壌科技大は、北朝鮮教育省と韓国・東北アジア教育文化協力財団による共同事業で、中国吉林省の延辺科学技術大学の総長を務める韓国系米国人の金鎮慶(キムジンギョン)氏が設立発起人代表。金正日(キムジョンイル)総書記が01年1月に中国・上海を視察した際、先端技術育成の必要性を実感したといわれ、同年3月に設立が許可された。

 情報通信、農生命化学、国際貿易などの修士課程からなり、金日成総合大学などの卒業生を対象に募集し、学生数約100人からスタートする予定。教授陣は世界で活躍する韓国人学者を招へいする構想だ。

 延辺科技大や財団関係者によると、平壌市楽浪(ラクラン)区域の100万平方メートルをキャンパスに02年6月から校舎の建設が始まった。当初は03年9月の開校を目指していたが、同年10月の新たな核開発問題の浮上で北朝鮮が国際的に孤立し、建設資金の調達が困難になった。韓国や中国からの建設機械や資材の供給も滞り、今年9月の開校に延期された。しかし、資金不足がさらに深刻化し、昨年12月には工事が一時中断。現在、校舎の骨格は完成したが、内装などの工事は滞っているという。

 韓国側関係者は「平壌科技大の開校で、社会の国際化を図ることができる。今後、韓国を中心に資金援助を呼びかけ、一日も早く開学にこぎつけたい」と話している。

毎日新聞 2005年9月7日 3時00分
by miya-neta | 2005-09-07 03:00 | 国 際