米ABCテレビ、ハリケーン題材のドラマの宣伝を中止
2005年 09月 02日
2005年 09月 2日 金曜日 17:31 JST
[ロサンゼルス 1日 ロイター] 米ABCテレビは1日、大型ハリケーン「カトリーナ」による被害が深刻化していることに配慮し、ハリケーンと闘う家族を描いたドラマシリーズ「Invasion」の宣伝活動を自粛すると発表した。
同局の広報担当者は、「カトリーナ」による被害が深刻なため、ドラマの宣伝活動でハリケーンについて触れた場合、視聴者に動揺や不快感を与える可能性があるとの理由から、同局幹部らが宣伝活動の自粛を決定したとを発表。「(災害に対する)配慮から宣伝活動を中止した。適切と考えられる時期になったら再開する」と述べた。
同担当者はまた、放送開始を延期する可能性についても言及したが、現時点では予定通り21日からの放映に踏み切るという。
同ドラマは、大型ハリケーンがフロリダ州ホームステッドを直撃し、それをきっかけに不可解な現象が次々と起こる、というストーリー。
ホームステッドは1992年8月、ハリケーン「アンドリュー」の直撃により被害を受けた。
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