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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

杉村太蔵議員:党本部で会見 神妙な態度の受け答えに驚く

MSN-Mainichi INTERACTIVE photoジャーナル


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 「料亭に早く行ってみたい」に始まる数々の“放言”で物議をかもした自民党の新人衆院議員、杉村太蔵氏(26)が27日、「反省の気持ちを示すため」党本部で記者会見した。「国会議員としての自覚が足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返し、心からおわび申し上げます」と神妙な態度で受け答えして、集まったワイドショーのレポーターらを驚かせた。

 新入社員のような濃紺のスーツ姿で、世耕弘成・党広報本部長代理に付き添われて姿を見せた杉村氏は「品位のある言動を心がけ、政策を死ぬ気で勉強します」と充血した目を時おり用意した紙に走らせた。借りてきた猫のような態度に「ありのままの姿でない」と厳しい質問が飛んだ。しばらく絶句した杉村氏は「私は幅広い人間です」

 連休中に本を読み、自分を見つめ直したという杉村氏。しかし、読んだ本は「1冊」で、書名は「プライベートなこと」と明かさなかった。「しかられた生徒のようでかわいそうですね」と質問されると、「全然かわいそうではありません」ときっぱり。

 記者会見は約35分。レポーターやカメラマンら100人以上がごった返す横を通りかかった河野太郎衆院議員は思わず苦笑した。「党三役が出てきても、こんなに報道陣は集まらないな」【青島顕】

 ◇会見は党本部が”計画”

 杉村太蔵議員は初当選以来、テレビのワイドショー番組や週刊誌の取材などに対し、「料亭に行きたい」「グリーン車乗り放題」「国会議員の給料は2500万円」「議員宿舎は3LDKで楽しみ」などと発言していた。初登院では平の会社員から転身した自身を「ヒラリーマン」と表現し「ヒラリーマン根性が抜けなくて……。ヒラリーマンが議員になってどう感じたか、皆さんに伝えたい」と話した。

 会見は、こうした発言に業を煮やした党本部が、立候補者選定への批判を恐れて、監視のもとで「反省の弁」を語らせようとしたものだった。世耕弘成・党広報本部長代理は、今後は杉村氏へ直接取材をしないよう報道陣に要望した。

 ◇自民党に責任 

 ▽政治評論家の有馬晴海さんの話 現行の小選挙区比例代表並立制では、小選挙区候補が全部通ってしまった時のことを想定して、杉村氏のような比例単独候補を用意しなければならない。落選を覚悟で出てくれる人を候補者として立てなければならず、そういう人をみんなきちんとした候補にするのは難しい。こういう制度をとっている以上やむを得ないと言える。比例をやめて人物だけを選ぶ選挙制度にすべきだと思う。とはいえ、自民党には彼を選んだ責任はあり、ある程度の教育はやらなければならない。

 ◇「ロボット」暴露 

 ▽評論家の佐高信さんの話 杉村議員は小泉首相が国会に送り込んだ「ロボット」。彼の失言や失態は「出来の悪いロボット」だったということであり、騒ぎになった責任は首相や武部幹事長にある。刺客と呼ばれて当選した人たちも、小泉首相が自分のいいなりになる議員を増やすために送り込んだ「ロボット」で、政治的な判断は出来ず、言いなりであることには変わりない。だから、今回の会見になり、ワイドショーなどの見世物になる。一連の騒動はその「ロボット」の実態が、彼によって暴露されたに過ぎない。彼に政治家としての自覚や資質を求めるのは、ロボットに人格を求めるようなものだ。

毎日新聞 2005年9月27日 22時17分 (最終更新時間 9月27日 23時20分)
by miya-neta | 2005-09-27 22:17 | 政 治