成人雑誌を“丸ごと袋とじ”…立ち読み防止で強化策

ZAKZAK


　日本雑誌協会と出版倫理懇話会などは２０日、書店などで販売する成人雑誌の内容を１８歳未満の目に触れないよう封印するシールを強化して、のぞき見できないようにする自主規制強化策を今月から実施する、と発表した。早ければ、１１月中旬発売の雑誌から強化策が施される。

　コンビニエンスストアなどの成人雑誌は昨年７月から、ページが開かないよう小口の１カ所を透明テープで封じて販売しているが、このテープを透明な青色にして成人雑誌を見分けやすくし、小口の上下２カ所で止める。内容は８分の１以下しか見えなくなるという。

　従来の方法では、はがれやすいとの指摘があり日本フランチャイズ・チェーン協会や神奈川県から、ビニール包装やひも掛けなどの要請があった。同協会などは「二カ所固定すれば、相当な抑止力になる。コストやリサイクルの点でも妥当な方策」としている。

ZAKZAK 2005/10/21