ヒューザー社長と姉歯氏は「同郷」 ともに宮城県北出身
2005年 11月 27日
マンションなどの耐震強度偽造問題で、偽造を認めた姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)の姉歯秀次建築士(48)は古川市の出身で、マンション建築主のヒューザー(東京都)の小嶋進社長(52)は宮城県色麻町で生まれた。
ともに高校まで地元で暮らし、関係者からは「同郷のよしみで、ビジネスの結び付きが深まったのではないか」との指摘も出ている。
関係者によると、姉歯氏は1976年に古川工高建築科を卒業し、東京の中堅ゼネコンに入社した。小嶋氏は72年に古川高を卒業し、82年にヒューザーを設立した。
小嶋氏は記者会見などで、姉歯氏との関係について、「(マンションを施工した熊本県八代市の)木村建設から姉歯事務所が優秀だと紹介され、取引するようになった」と語り、姉歯氏がヒューザーから偽造を指示されたと述べたことについては、「偽造には全く気が付かなかった」と否定している。
2005年11月27日日曜日