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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

公取委、宮城私中高連に警告 定員超過高校への罰則で

河北新報ニュース


 宮城県私立中学高校連合会が少子化対策で、定員の110%を超す生徒を入学させた加盟高に、超過分の生徒数を次年度の定員から差し引く制裁措置を決めたことについて、公正取引委員会は15日、公正な競争を妨げる可能性があるとして、独禁法に基づき、警告した。学校の生徒募集をめぐり、公取委が警告を出すのは全国で初めて。

 警告は、連合会が各高校の募集定員を計画的に減らすことで合意したことについても「競争を不当に制限しかねない」と破棄を求めた。警告に従わない場合は、再調査し法令違反が認められたときは排除勧告が出される。

 公取委は「少子化の危機感が背景にあるのだろうが、各校は教育サービスに創意工夫を凝らし公正な競争を図るべきだ」と指摘した。

 連合会の校長部会は3月、仙台市の私立高14校を対象に、超過分の減員を本年度、定員の計画削減を2007年度から、それぞれ実施することで合意した。

 計画削減は10年度までの4年間で、14校の総定員を約400人減らす内容で、14校は既に、連合会から示された数字に基づき、募集計画を作成している。
 警告について、連合会の松良千広会長は「私立学校としては秩序ある適正競争を目指してきたつもりだが、規制緩和時代の物差しには合わないようなので、意識を新たにした。警告を厳粛に受け止め見直していきたい」とのコメントを出した。

2005年12月16日金曜日
by miya-neta | 2005-12-16 07:27 | 教 育