野菜高値に赤い救世主 レタスをLED栽培 江刺
2006年 01月 26日
記録的な寒波の影響で葉物野菜の高値が続く中、赤色発光ダイオード(LED)を使った「野菜工場」が、安定供給の“救世主”として注目を集めている。
LED照射による野菜の高密度促成栽培を手がけるのは、岩手県江刺市の「コスモファーム・フロンティア江刺」(千葉一郎社長)。昨年11月からリーフレタスの生産・販売を本格化した。
工場内の室温は常時約20度。レタスの成長を最も促す波長のLED約200万個が、太陽光に代わって24時間態勢でリーフレタスを照らす。自動化された水耕栽培は、まるでSF小説の世界さながら。種をまいてから1カ月弱で収穫できる。
天候の影響を受けずに安定した価格で供給することができ、一日の生産量は約500キロ。東京や仙台、大阪を中心に出荷されている。
2006年01月26日木曜日