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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

酒田の風情、世界へ 07年カンヌ出品映画 ロケ地に決定

河北新報ニュース


酒田の風情、世界へ 07年カンヌ出品映画 ロケ地に決定_b0067585_8551620.jpg 山形県酒田市の山居倉庫が、2007年カンヌ映画祭に出品される米映画「SILK(シルク)」のロケ地に決まり、3月21日に撮影が行われる。小樽など国内十数カ所の港町の中から、昔ながらの風情が残っている点が評価され、選ばれた。酒田観光物産協会は「『SAKATA』の名が国内外に発信され、誘客の追い風になれば」と期待している。

 SILKは「海の上のピアニスト」で知られるイタリア人作家アレッサンドロ・バリッコ氏の同名小説が原作。19世紀後半、絹で栄える南フランスを舞台に、主人公の青年(配役はマイケル・ピット)が最高級の蚕を求め、鎖国中の日本へ密入国。日本人女性との叙情的な恋模様と、母国に残した妻の悲哀を描く。

 日本人は俳優の役所広司さんと中谷美紀さんらが出演。イタリアやカナダでも撮影され、年内に完成、来年のカンヌ映画祭で上映後、米配給会社が日本などで公開する。

 日本ロケは酒田市と長野県松本市で行われる。鎖国前の幕末の庄内藩へ主人公が訪れ、酒田が藩の港町、松本が同藩内の養蚕が盛んな山村という設定。山居倉庫周辺では、主人公が入国するシーンが撮影される。酒田市側には約60人のエキストラの要請もある。

 山居倉庫は明治時代に造られた現役の米蔵で、12棟のうち東側の2棟は2年前に観光客向けに整備された。周辺は市が民家の増改築に一部費用を助成する制度を設けるなど、港町の繁栄をしのばせる観光名所として、景観保護の機運も高まっている。

 酒田観光物産協会は「山居倉庫はおしんブームで脚光を浴びて以来、いまだに人気が根強い。今回のロケで知名度がさらに高まり、観光客の増加につながれば」と期待している。

2006年02月08日水曜日
by miya-neta | 2006-02-08 08:55 | 芸 能