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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

日亜化学工業、青色LEDに関する404特許を放棄の意向

知財情報局 2006/02/13(月) 09:28:15


【企業】発信:2006/02/13(月)

  日亜化学工業が、青色発光ダイオード(LED)訴訟で発明対価請求の根拠となった「404特許」の権利放棄を検討しているといわれる。新聞等の報道によれば、日亜化学工業は2月10日、報道機関各社に、3月初めに「404特許」の権利放棄について記者会見を開くと伝えたといわれ、新聞社などが「青色LEDの中核特許を放棄」といった報道を流している。

  「404特許」とは、青色LEDの窒化ガリウム(GaN)の結晶成長方法・装置に関するツーフロー方式の特許第2628404号「窒素化合物半導体結晶膜の成長方法」の通称で、青色LED訴訟では、発明者である中村修二氏が青色LED製造法の中核特許であると主張、一審の東京高裁では、その職務発明対価として200億円の判決が出ている。二審の東京高裁では、「404特許」を含む中村氏の全職務発明特許に対して8億4400万円を支払うことで和解が成立している。

  日亜化学工業は、はじめから「青色LEDの製造において、初期には404特許を使用したが、その後は使用しておらず、寄与度は低い」と主張していたことから、今回、放棄を検討していると思われるが、わざわざそれを、この時期に発表する意図がどこにあるのか、3月初めの同社の発表を注目したい。

【参考】青色LED訴訟和解、中村教授に8億4400万円
【訴訟】発信:2005/01/11(火) 14:10:44
by miya-neta | 2006-02-13 00:18 | 科学/技術