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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

福岡市教委:指導力不足の教員、退職勧奨や免職も 4月から新制度“アメとムチ”導入

教育行政:MSN毎日インタラクティブ


 ◇スーパーティーチャー認定

 福岡市教委は「指導力不足」とされた教員が、1年間の特別研修を実施した後、学校現場への復帰が困難と判断された場合、退職勧奨や分限免職などにする新制度を今年4月から導入する。一方、逆に優れた教員を「スーパーティーチャー(仮称)」として認定し、給与にも成果を反映させる制度の導入も検討しており“アメとムチ”による教員指導路線をとることになる。

 市教委によると「指導力不足」教員に対し、3年前から1年間の特別研修を実施しており、研修後、復帰困難とされた場合でも、研修期間を1年ごとに延長している。

 新制度は、特別研修を原則1年に変更。研修後も復帰困難とされたり、病気休職を繰り返す場合、退職を勧奨したり、分限免職などとする。研修では1、2学期終了後に「中間判定」、学年末に「最終判定」を実施。中間判定で「復帰OK」となれば、研修途中でも復帰できるようにする。

 特別研修中の教員は現在10人。このうち2年連続研修は6人、3年連続は2人いる。

 一方、スーパーティーチャーは、優れた授業力を持った教員を認定する新制度で、認定教員は研修講師などとして活用する。06年度には、こうした成果を給与アップなど待遇面に反映させることを検討していく。【山本泰久、安達一成】

 ◇民主的か疑問--尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)の話

 指導力不足教員、スーパーティーチャーの認定をするのは市教委。では、その市教委を誰が評価するのか。市教委に強権的なものを感じる。市教委が一方的に「勝ち組」「負け組」に分けて評価することは民主的なのか疑問だ。

毎日新聞 2006年2月14日 西部朝刊
by miya-neta | 2006-02-14 08:35 | 教 育