アニメ産業誘致目指す 知事がトップセールス
2006年 03月 05日
「富県戦略」の一環として、アニメ産業誘致の可能性を探ろうと、宮城県の村井嘉浩知事は9日、「機動戦士ガンダム」などを手掛けた富野由悠季監督らを訪ね、アニメビジネスの将来について意見を交換する。トップセールスを皮切りに、アニメを中心とした有力なコンテンツ産業の誘致を目指す方針だ。
訪問するのはガンダムシリーズの「サンライズ」、「うる星やつら」の「スタジオぴえろ」(いずれも東京)など。経営トップらにアニメ産業の現状を聞く。
サンライズでは、富野監督と懇談。テレビシリーズや映画をはじめ、プラモデルなどの関連商品がブームを巻き起こしたガンダムの魅力や、日本アニメの将来について意見を聞く。
知事の訪問は、徳間書店元取締役で「みやぎ夢大使」の尾形英夫氏(気仙沼市出身)と、秋葉賢也衆院議員(宮城2区)が仲介した。両氏は「ハウルの動く城」などを手掛けた「スタジオジブリ」のプロデューサーに、県幹部を引き合わせるなどアニメを通じた地域活性化を目指している。
村井知事は「アニメは日本が世界に誇る産業。世界が注目するアニメ産業を宮城に根付かせたい」と話している。
2006年03月05日日曜日