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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「職業紹介は公務員で」厚労省の主張、有識者会議が批判

asahi.com:暮らし


2006年03月16日22時11分

 国家公務員の総人件費削減に関する行政減量・効率化有識者会議が16日に開かれた。政府が重点分野に掲げるハローワークでの職業紹介について、厚生労働省が「公務員が行うべきだ」と反論。委員らが「取り組みが甘い」と批判し、再検討を求めることになった。

 厚労省はこれまで、ともに重点分野ながら事業が一部重なるハローワークと労働保険の両分野(定員計約1万7000人)について、今後5年間で計約千人の定員純減が可能としていた。

 だが、16日の同会議で、定員のうち約6千人を占める職業紹介は民間委託が困難とし、合理化による300人純減が限度と回答。国際労働機関(ILO)条約で「公務員による実施が明確に求められている」と主張した。

 これに対し委員から、海外の実例や、都市部では委託先となりうる業者が増えているとの認識をふまえ、「条約批准は50年以上前。時代に応じ柔軟に考えるべきだ」などの批判が相次いだ。

 一方、厚労省は重点分野の国立高度専門医療センターについて、職員が非公務員扱いとなる独立行政法人への移行を検討すると表明。ただし、がんや心臓病に対する研究開発などの機能が強化されることを条件とした。

 政府は今後5年間で5%以上の定員純減を掲げ、重点分野を抱える各省にはより踏み込んだ取り組みを求めている。
by miya-neta | 2006-03-16 22:11 | 経 済