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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

トンガでM7.9の地震、津波警報届かず

CNN.co.jp : サイエンス


2006.05.04
Web posted at: 19:11 JST- CNN/AP/REUTERS

トンガでM7.9の地震、津波警報届かず_b0067585_084888.jpgトンガ・ヌクアロファ――米地質調査所(USGS)などによると、南太平洋トンガ王国のネイアフ島近くで4日早朝、マグニチュード(M)7.9の地震があった。ハワイにある米太平洋津波警報センターはハワイからニュージーランドにかけて、太平洋の広い範囲に津波警報を発令したが、約2時間後に解除した。

USGSによると、震源はトンガの首都ヌクアロファの北東160キロで、震源の深さは55キロ。同地域では4日夜にかけて、M5クラスの地震が断続的に続いている。

トンガ、フィジーなどは津波が発生した形跡はないとしている。トンガでは今のところ、大きな被害の報告はないが、政府は遠島などを中心に、さらに詳しく調べている。首都ヌクアロファなどでは、窓が割れたり戸棚から物が落ちるなどの被害が確認されている。

太平洋津波警報センターは地震発生後、電話やファックス、電子メールなどで震源に近い各国へ津波警報を伝えた。しかし、震源に最も近いトンガへは、停電のため警報が届かなかったとしている。同センターの担当者は、停電の原因が地震によるものかどうか、把握していないと述べた。

一方、トンガの災害対策当局はAP通信の電話インタビューに対し、「警報は届いていない。受けたのは津波警報の解除連絡だけ」と回答。「何の警報もなかった。システムが機能しなかった」と述べている。

また、トンガの西に位置するフィジーでは、主要な島だけに津波警報が届いたが、その他の島には連絡がなかったという。

2004年12月に発生し、死者・不明者20万人以上を出したインドネシア・スマトラ島沖の大地震後、津波警報の重要性が認識されているが、伝達システムの再検討が迫られそうだ。
by miya-neta | 2006-05-04 19:11 | 国 際