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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

教育基本法改正:「愛国心」で、子供の内心評価せず--政府、慎重答弁

国会:MSN毎日インタラクティブ


 教育基本法改正案は24日の衆院教育基本法特別委員会で実質審議が始まり、「愛国心」をめぐる表現や、教育現場への影響を中心に議論が行われた。政府案に盛り込まれた「我が国と郷土を愛する態度」を養う教育が、内心の自由への侵害に当たるとの懸念を野党各党が示したのに対し、政府は「子どもの内心に立ち入って(愛国心があるかどうか)評価するものではない」(小坂憲次文部科学相)などと慎重な答弁に終始した。

 02年度から小中学校で導入された現行学習指導要領に基づき、福岡市内の小学校のほぼ半数に当たる69校で、6年生の社会科の通知表に「愛国心」を3段階で評価する項目が設けられた。市民団体が反発し、03年度はいずれも削除された経緯がある。

 志位和夫氏(共産)がこの通知表のコピーを示し、評価の是非をただすと、小泉純一郎首相は「評価するのは難しい。あえてこういう項目を持たなくてもいいのではないか」と答弁。保坂展人氏(社民)の質問にも、小泉首相は通知表の例を挙げ、「小学生に対して愛国心があるかどうか、そんな評価は必要ない」と述べ、評価は不要との認識を示した。

 また、藤村修氏(民主)が「我が国を愛する態度」の具体的な指導方法を尋ねると、小坂文科相は、日本の歴史の中で貢献してきた偉人について学ぶことなどを挙げ「現行の学習指導要領から大幅に変更するものではない」と述べた。【長尾真輔】

毎日新聞 2006年5月25日 東京朝刊
by miya-neta | 2006-05-25 07:25 | 教 育