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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

昨年の出生率1.25 過去最低

asahi.com:暮らし


2006年06月01日17時21分

昨年の出生率1.25 過去最低_b0067585_202436.jpg 日本人女性が産む子どもの平均数を示す05年の「合計特殊出生率」が1.25と、過去最低を更新したことが1日わかった。これまで最低だった03年、04年の1.29を0.04ポイントも下回った。年金の財政計算などの基礎となる社会保障・人口問題研究所の中位推計では、出生率の低下は1.31で下げ止まり、その後回復するとされていたが、低下の傾向が予想を上回る勢いで進んでいることが明らかになった。
  
 同日午後にも、厚生労働省が正式に公表する。政府・与党は6月中にも新たな少子化対策案をまとめる方針。政府内では、財政再建に向けた歳出削減改革を進める中で経済的な支援策の拡充などは難しいとの空気が強いが、こうした事態を受けて、与党などで財源の手当てを含めたより具体的な対策を求める声が高まるのは必至だ。

 出生率低下の主な原因はこれまで結婚年齢が遅くなる晩婚化や非婚化が主な原因とされてきたが、最近では、結婚した人の産む子どもの数が減る傾向も目立っており、出生率の低下に拍車をかけているとみられている。

 こうした影響で、日本の人口は05年から、1年間に生まれた赤ちゃんの数が亡くなった人の数を下回る自然減が始まっている。05年生まれの赤ちゃんは速報値で109万人で、前年よりも4万8000人減ったことがわかっている。

 出生率は74年に2.05を記録して以来、長期的に人口を維持できる水準である2.07を常に下回っており、日本の人口は、人口研の中位推計で50年に1億59万人、2100年には6414万人と現在の約半分になると見込まれている。

 今回公表されたのはあくまで昨年1年間の出生率だが、過去最低を更新したことで、来年1月にも公表される予定の将来人口推計がこれまでの推計よりも下方修正を迫られる可能性は高い。現役世代の負担などで支えられている年金制度などが今後、見直しを迫られるのは確実だ。
by miya-neta | 2006-06-01 17:21 | 社 会