2人目の子供の存在認める、独身のモナコ皇太子
2006年 06月 01日
2006.06.01
Web posted at: 19:44 JST- CNN/REUTERS
パリ――モナコ公国のアルベール皇太子(48)の弁護士は6月1日、独身の皇太子に2人目の子供がいるとの事実を明らかにした。フランス紙フィガロとのインタビューで語った。皇太子は昨年7月、仏国籍を持ち、航空会社の客室乗務員だったトーゴ女性との間に男の子がいることを認めている。
2人目の子供は14歳の女の子で、米国の学校に通っているという。母親についての詳細は避けた。皇太子は最近、自分の子供であることを認め、法的な手続きを終えたという。ただ、モナコの法律により、この娘には王室の継承権は生じないという。
弁護士によると、皇太子は、娘が成人になるまで、事実を伏せたいと考えていたが、娘の周辺に最近、撮影を狙うカメラマンが出没、プライバシー保護などで問題が生まれたため、公表に踏み切った。
皇太子は、昨年4月に死去した大公(国家元首)レーニエ3世(当時81歳)の跡を継いでいる。モナコが資金洗浄の温床になっているとの評判を覆すため、金融政策の改革などに取り組んでいる。