「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

喜多流相続:能面・装束の競売ダメ 審理差し戻す 最高裁

事件:MSN毎日インタラクティブ


 能楽界五流派の一つ「喜多流」に伝わる約200点の能面と能衣装の相続を巡り、副家元側が家元側に遺産分割を求めた訴訟の判決が1日、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)であった。1、2審は「能面などの適正価格を算定して分割することは不可能」として競売のうえ代金を分割するよう命じたが、第1小法廷は「専門家の鑑定などで価格を評価すれば、現物の分割は不可能ではない」と述べ、審理を東京高裁に差し戻した。競売による能面などの散逸は免れることになった。

 喜多流は観世、宝生、金春、金剛と並ぶ能のシテ方五流の一つで、江戸時代初期の創設。86年に15世家元が死亡し、16世家元となった長男と副家元となった二男が、遺言に基づき能面と能衣装を持ち分2分の1ずつ共同相続した。副家元側は、家元側が遺産を単独で使用しているとして持ち分に応じた分割を要求。1、2審は競売を命じた。

 第1小法廷は1、2審判決を誤りとする一方、「能面や衣装は、個人ではなく喜多流という団体に所属するもので、裁判所が分割を命じるべきではない」との家元側の主張を「上告理由に当たらない」と述べて退けた。差し戻し審で能面と能衣装の価格などが審理される。【木戸哲】

毎日新聞 2006年6月1日 20時14分
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by miya-neta | 2006-06-01 20:37 | 芸 能