海外でも死亡事故相次ぐ シンドラー社製
2006年 06月 07日
更新2006年06月07日 16:32米国東部時間
東京都のマンションで男子高校生がエレベーターに挟まれ死亡した事故に関連し、同じ「シンドラーエレベータ」社製のエレベーターが原因とみられる事故が海外でも相次いでいたことが7日、分かった。
香港では2002年1月、男児(当時、11)が自宅マンションのエレベーターに乗り込もうとした際、扉が開いたままエレベーターが上昇。男児はエレベーターの床と出入り口の天井の間に挟まれ、病院で翌日死亡した。
地元紙は当時、このエレベーターで「以前からたびたび故障があった」とする地元住民の話を引用。経費削減のためシンドラー社が補修を怠った可能性を指摘した。
ニューヨーク中心部の高層ビルでは04年8月、貨物運搬用のエレベーターが急上昇し最上階の天井部分に衝突、乗っていた男性(63)が死亡した。同僚によると、男性は仕事を終え、ビルを離れるところだったという。(共同)