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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

彩香さん殺害 容疑者供述に不自然さ 秋田・藤里

河北新報ニュース


 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、能代署捜査本部は、長女彩香さん=当時(9つ)=の殺人容疑で再逮捕した無職畠山鈴香容疑者(33)が、彩香さんと川に向かった理由を説明した供述を懐疑的にみていることが19日、分かった。犯行時の記憶の一部がないとも述べるなど合理性に欠け、信用性が揺らいでいる。捜査本部は「2つの殺人事件は動機面で関連する部分があり、彩香さんの事件を解決しなければ全体像が見えない」として、全容解明を急ぐ。

 調べでは、彩香さんは4月9日午後4時ごろ、自宅前にいるところを複数の児童から目撃されている。その後、畠山容疑者は彩香さんから「サクラマスを見に行きたい」と言われ、軽自動車で藤琴川に架かる大沢橋に向かった。

 捜査本部は、畠山容疑者の供述と目撃情報などから「川に行ったものの、サクラマスが見えず、『帰ろう』と彩香に声を掛けたら駄々をこねたので、イライラして突き落とした」とする時刻を午後6時45分ごろと推定している。

 当日の日の入り時刻は午後6時11分。橋に街灯はなく、現場は相当暗かったはずで、(1)日没前後に魚を見に行くこと自体が不自然(2)暗闇の中に彩香さんが居続けたいと駄々をこねるか―などの疑問点が浮上。彩香さんが「魚を見よう」と言ったのは別の日だった疑いも持たれている。

 畠山容疑者は当時の精神状態について「ストレスもたまっていた」などと説明しているが、「記憶の一部がなく、後で思い出したい」と話しているという。
 捜査本部は「畠山容疑者は、自分で描いた筋書きから抜け出せず、真実や記憶を忘れようとしている。一般の常識ではなかなか理解できない部分があり、供述内容は詳細に裏付けを取らなければ、はっきりしない」と判断している。

◎「関心度高く解明全力を」 秋田県公安委

 秋田県公安委員会(伊藤辰郎委員長)は19日、定例会議を開き、県警が同県藤里町の連続児童殺害事件の容疑者逮捕を報告。委員は「捜査に対する疑念も報道されるなど県民の関心も非常に高いので、全容解明に全力を尽くしてほしい」と指摘した。

 委員側は「早く県民、地域住民の安心感を取り戻せるよう一層努力してほしい」とも述べた。
 この事件で逮捕された畠山鈴香容疑者(33)の長女彩香さん=当時(9つ)=の水死について、県警は当初、「事故の可能性が高い」と判断、「初動捜査にミスがあった」と批判が出ている。

2006年07月19日水曜日
by miya-neta | 2006-07-19 08:21 | 社 会