【コラム・断】「不適切」にもほどがある 作家、安部譲二
2006年 08月 03日
2006/08/03 12:11
僕は経済産業政務官の片山さつき衆議院議員に、腹が立ってなりません。
7月10日に東京のホテルで、この議員が会費2万円で開いた政治資金パーティーに、なんと今年の1月に経済産業省が刑事告発したヤマハ発動機が10人分を購入し、社員・役員が4人来ていたのがバレました。
他の省庁ではありません。自分自身が政務官を務める経済産業省です。
ヤマハ発動機は軍事目的に転用可能な無人ヘリを、中国の民間企業に不正輸出しようとしたことを咎(とが)められたのです。
これはお笑い芸人が、17歳の女を抱いたなんて事件とは、比較にもならない重大事件でしょう。
この小泉チルドレンは、そんなことが明るみに出ても蛙の面に小便で、ヤマハ発動機の人は4人しか来なかったから、6人分の12万円は返すと言いました。
政治資金パーティーは、そんな疑いを持たれた企業を呼ぶのは、ゴロツキ並みの神経だと、皆眉(まゆ)を顰(ひそ)めて呆(あき)れ果てているのに、この横柄で高慢なオバさんは分からないのです。
こんな倫理観が欠落している人を、誰が政務官なんてポストにつけたんでしょう。
静岡七区の有権者はなぜこんなお粗末な女を、国会議員に相応(ふさわ)しいと思ったんでしょう。
当選したばかりで子分もいない議員が、なんで2万円会費の政治資金パーティーなんかやるんでしょう。
片山議員は、高額な歳費と半期で200万円以上のボーナスを貰(もら)っているんです。
ゴロツキの義理集めみたいなことを、やるものではありません。(作家、安部譲二)
<産経新聞>
.jpg)
