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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

子供向け景品に大人が物言い~マクドナルドのキャンペーンで

U.S. FrontLine


更新2006年08月11日 19:25米国東部時間

 ガソリン価格の高騰で自動車の購入者が大型車を敬遠する中、マクドナルドがゼネラル・モーターズ(GM)の大型SUV「ハマー」を広告キャンペーンに採用したことが論議になっている。

 マクドナルドは今月、「Hummer of a Summer」と題した販促で、子供向けメニュー「ハッピー・ミール箱」にハマーのおもちゃをおまけに付けた。異なる色の8種類のハマーの中には、最も大型でGMが6月に生産を中止した「H1」も含まれる。また、テレビやラジオの宣伝では、家族でハマーに乗ってマクドナルドへ向かう模様が流されている。ハマーは男の子向けで、女の子にはポリーポケット人形がおまけに付いてくる。

 これに対し、環境保護団体シエラクラブの環境政策アナリスト、ブレンダン・ベル氏は、ハマーをおまけにするのは「ビッグマックを油に浸して子供に出す」のと同じくらい責任が重いと批判。「ハマーの技術は時代遅れ。H1とH2は1950年代から基本的に改良されていないエンジンを使っている。ガソリンへの依存度を減らして地球の温暖化を削減するための技術が必要」と語った。

 一方、マクドナルドはこの件に関する取材を拒否しているが、主任マーケティング責任者、ビル・ラマー氏はキャンペーンについて、「ハマーの愉快さと興奮をマクドナルドの最も若い世代の客に届けるためのもの」と声明を発表した。

 またGMは、H2とH3には先進技術が搭載されていると宣伝し、中でもH2のエンジン「Vortec」は「現在生産されている中で最も効率的なエンジンの1つ」と主張している。

 しかし、ガソリンを満タンにするのに約96ドルかかるH2の今年7カ月間の販売台数は、前年同期比で34%減少している。(ニューヨーク・タイムズ特約)
by miya-neta | 2006-08-11 19:25 | 経 済