軽で設定のETCを普通車に搭載、安く通行
2006年 09月 04日
2006/09/04 23:06
静岡県警高速隊などは4日、軽自動車用に設定されたETC車載器を普通車に乗せ替え、正規より安い通行料で東名高速を通行したとして、電子計算機使用詐欺の疑いで、同県伊豆の国市に住む葬儀会社の男性社長(56)を書類送検した。
調べでは、男性社長は6月9日から同23日までの間、軽自動車用に設定されたETC車載機を積んだ会社名義の乗用車2台を社員に運転させ、東名高速清水-浜松IC間などを計3回通行。正規料金計4900円のところ3950円しか支払わなかった疑い。
男性社長は平成15年11月初旬、会社名義の軽乗用車を普通乗用車に買い替えた際、軽乗用車に積んであったETC車載器を設定を変えずに付け替えた。同年11月から今年7月までの間、乗用車2台を従業員に運転させ、県内の東名高速で842回の不正通行をし、計20-30万円の通行料を免れていたとみられる。
男性社長は「悪いことは知っていたが(設定変更を)怠ってしまった」と供述しているという。