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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「豚用のコメ」完成間近 発育よい「ブランド豚」期待

asahi.com:暮らし


2006年10月10日12時51分

 「豚用のコメ」の完成が近づいている。食べさせた豚は発育がよくなり、身も引き締まるという。食卓の主役を飼料に「ブランド豚」を作ろうという業者と、遊休水田の活用策を模索している農水省の思惑がかみあい、研究が進んでいる。3年後には、新たなブランド豚として売り出すことを目指している。ワカメなどを豚の飼料にする試みはあるが、コメを飼料化する取り組みは珍しいという。

 大手養豚業者「フリーデン」(神奈川県平塚市)が02年から研究を始めた。鳥インフルエンザや牛海綿状脳症(BSE)問題などで、豚肉の需要や食に対する安全意識が高まる中、コメに目をつけた。「日本人に一番身近で、安全面でも最も信頼されている穀物はコメ」と担当者は話す。

 通常のコメ栽培のノウハウを活用できるため、荒廃が進む遊休水田の活用や生産調整を進めたい農水省の農林水産技術会議も注目。今年度から「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」に採択された。同省所管の「農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所」(本部・茨城県つくば市)が研究のまとめ役となっている。

 畜産草地研究所によると、飼料用のコメは玄米の状態で砕いて豚に与える。これまでの実験では、体重が通常と比べて1~2割増えたほか、オレイン酸が増えてリノール酸が少なくなることから、肉が引き締まる傾向が出たという。

 今後の課題は生産コストだ。開発品種の中には、10アールあたりの収量が800キロ以上とコシヒカリなどの2倍近いものもあるが、安い輸入飼料に対抗していくのは難しい。08年度までに更なる収量増を目指す。

 畜産草地研究所の吉田宣夫上席研究員は「荒廃が進む中山間地の水田を活用しながら、安全な豚肉づくりにつながれば」と話している。
by miya-neta | 2006-10-10 12:51 | 科学/技術