「のぞみ」人身事故、JR東海社員が自殺か
2006年 10月 26日
JR静岡駅(静岡市葵区)で25日、通過中の東海道新幹線「のぞみ61号」に男性がはねられ死亡した事故で、男性はJR東海静岡支社の社員(31)だったことが静岡県警静岡中央署の調べでわかった。同署はこの男性がホームから線路に飛び降りたのを駅員が目撃したことから自殺とみて調べている。この事故で東海道新幹線は約2時間にわたり運転を見合わせ、計約16万4000人に影響が出た。
JR東海によると、男性は同駅前にある静岡支社で団体旅行の指定席の予約業務などを担当。この日は自宅近くの三島駅(同県三島市)から同新幹線で通勤する途中だったとみられるという。男性社員は今月20日と事故前日の24日に風邪で会社を休んだ。最後に出社した23日は「風邪気味」と話す以外、特に変わった様子はなかったという。
ダイヤの乱れは夜まで続き、午後10時までに上下線計38本が運休、計205本が最大で約3時間50分遅れた。 (07:00)