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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「ツキノワグマ個体維持ピンチ」秋田県、狩猟自粛要請

河北新報ニュース


 相次ぐクマ出没で有害駆除件数が多くなったことから、秋田県は県猟友会と各都道府県の猟友会に対し、本年度の猟期(11月15日―来年2月15日)のツキノワグマの狩猟活動を自粛するよう文書で要請した。安定した個体維持を図るためには、狩猟者の協力が必要と判断した。

 同県の自粛要請は初めて。本年度はこのほか、岩手、長野、岐阜の3県も狩猟の自粛を要請しているという。

 秋田県の特定鳥獣保護管理計画では、クマの個体群を安定的に維持するためには1000頭の生息が必要とされている。県内のツキノワグマ生息数は推定で04年度当初に1006頭だったが、05年度当初は805頭に減少。本年度当初は892頭まで増えたとみられる。

 だが、今年はクマが頻繁に出没し、9月末までに196頭が有害駆除された。このままでは来年度当初の生息数も900頭台を回復することはないと見込まれる。

 県は今年3月にクマ出没注意報を発令。本年度のクマによるけが人は現在15人で、同じく出没が頻発した01年度とともに過去最多タイを記録。1月から8月末までに約2740万円の農作物被害が出ている。

 県森林整備課は「人身や農林作物の被害には対処しなければならず、有害駆除は必要。一方でずっと900頭を下回っているのは、個体群維持の観点からは危険だ」と、猟期での協力を求めた。秋田県猟友会の理事会に24日、事前説明して了承を得た上で、27日、関係者に文書で要請した。

 前年度の猟期に、県内では44頭が捕獲されている。県南のある猟友会会長(65)は「狩猟税を払っているのにという声はある。こうも出没すると県が推計する個体数に疑問を投げかける人もいるが、長くクマを捕るなら仕方がない」と話している。

◎親グマ?事故死 子グマ2頭侵入上下線通行止め 大仙・秋田道

 28日午後7時5分ごろ、大仙市協和の秋田自動車道下り線にクマが侵入、乗用車と接触し死亡した。その後、子グマとみられる2頭が上下線を動き回り、秋田県警高速隊員らが捕獲しようとしたが、捕まえられず、大曲―協和インターチェンジ間で上下線を一時、通行止めにした。同隊によると、クマのはいかいで同自動車道が通行止めになったのは初めて。

 東名高速道路では5月、シカ2頭が侵入し厚木―秦野中井インター間の上下線が約一時間半、通行止めになった。
 現場は協和トンネルと西仙北サービスエリアのほぼ中間。

2006年10月28日土曜日
by miya-neta | 2006-10-28 10:46 | 社 会