心と態度は一体として指導 「愛国心」条項で文科相
2006年 11月 28日
[ 共同通信 2006年11月28日 12時07分 ]
伊吹文明文部科学相は28日午前の参院教育基本法特別委員会で、政府改正案にある「我が国と郷土を愛する態度を養う」とのいわゆる「愛国心」条項の学校での指導の在り方について「心があるから態度に表れる。教える場合は一体として考えても構わない」と述べ、心と態度を一体的にとらえ、指導しても問題ないとの認識を示した。
同時に「第2次世界大戦前の日本政府の在り方や現在の自民党政権への評価はいろいろだ。内面に立ち入った部分を含む国を愛する『心』と規定するよりも『態度』とした。政治的な部分もあり、慎重に扱いたいということだ」と強調した。