05年出生率、1.26に修正 国勢調査で再計算
2006年 10月 30日
2006年11月30日19時24分
厚生労働省は30日、人口動態統計(確定数)を公表し、女性が生涯に産む子どもの数を示す05年の合計特殊出生率を、今年6月に公表した1.25から1.26へと上方修正した。過去最低だったことは変わらない。04年の1.29と比べ、0.03の減少となった。
6月時点では総務省の作成した推計人口を用いていたが、より正確とされる05年国勢調査の結果が出たため、それを用いて再計算した。15~49歳の女性人口は2752万9000人としていたが、国勢調査では2738万5000人と14万4000人減った。
出生率の分子にあたる生まれた子どもの数は変わらなかったが、分母に相当する女性の数が減ったので、出生率が0.01あがった。都道府県別では、出生率が上昇していたのが福井県だけだったのが、22府県に広がっていた。