交通事故:死亡した子どもらの写真をネット掲載 告訴へ
2006年 12月 03日
交通事故死した6人の子どもの写真がインターネットのホームページ(HP)に大量に掲載されていたことが3日、分かった。HPには遺族を侮辱するようなコメントも載っていた。遺族らは4日、HPを制作、運営した30歳代の小学校の男性教諭を侮辱容疑で警視庁に告訴する。
HPには、東京の片山隼君ら6人の子どもが掲載されていた。「子どもの写真が載ったHPがある」と匿名のメールが遺族にあり、弁護士と調査していた。
この弁護士によると、遺族が事故の悲惨さを訴えようと立ち上げたHPの生前の写真などが無断で掲載されていたほか、遺族の感情を逆なでするコメントがあった。
男は「クラブきっず」という名前で運営していた。別のHP上で、「3度の飯より遺体が好き」などと名乗って自らのHPを紹介していた。
隼君の父、徒有(ただあり)さん(50)は「HPで、誰もが自由に発言したり、議論するのは大事なことだと思う。しかし、興味本位や性的倒錯の気持ちで見られるのは遺族にとってはたまらない。サイト管理者が自己規制してほしい」と話している。【永井大介】
毎日新聞 2006年12月3日 20時36分 (最終更新時間 12月3日 21時34分)