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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「ガラス割った」と中学生らに傷害容疑 丸尾被告再逮捕へ

asahi.com:関西


2006年12月11日

 大阪府八尾市の公共事業をめぐる恐喝、職務強要事件で逮捕、起訴されたNPO法人理事長、丸尾勇被告(58)=公判中=が仲間と共謀し、市立中学校の窓ガラスを割ったとして中学2年の男子生徒や卒業生らを呼び出し、暴行してけがを負わせていた疑いが強まり、大阪府警は傷害容疑で同被告を再逮捕する方針を固めた。学校側は当時、自宅にいた生徒に「話が聞きたいそうだ」と同被告側の意向を伝え、暴行を受けたことを知った後も市教委に報告していなかった。

 捜査4課などの調べでは、丸尾被告は自分が理事長を務めるNPO法人「八尾市人権安中地域協議会」(地域協)の関係者らと共謀。昨年3月24日、同被告が関係する同市青山町の清掃事業協同組合の事務所に市立中学校の男子生徒1人と卒業生の少年ら5人を連れ込み、少年のうち数人を殴るなどして胸などに軽いけがを負わせた疑いが持たれている。生徒は暴行を免れた。同被告は当時、暴行の場におり、府警はほかに同席していた同被告の元妻ら5人については11日にも同容疑で逮捕する方針。

 同校関係者によると、昨年3月15、21の両日、校舎や体育館にコンクリート片などが投げ込まれる事件が相次ぎ、窓ガラス計約60枚が割られたという。

 この事件について、同校が地域団体と協議する「定例会」の場で地域協に報告したところ、24日午前中に丸尾被告の関係者から電話があり、男子生徒1人の名前を挙げて「話を聞きたい」と求められた。この生徒が欠席していたため、学校側が自宅にいた生徒に電話して「地域協の人が話を聞きたがっている」と登校を促し、同被告の関係者が生徒を学校から事務所へ連れて行ったという。

 同日午後、この生徒と卒業生の少年ら計6人が学校に戻り「ガラスを割ったのは僕たち。すいませんでした」と謝罪。ところが、少年のうち1人が「事務所でどつかれて怖かった。体育館のガラスは割っていない」と教諭に打ち明け、暴行を受けたことが明らかになったという。

 同校の当時の校長(57)は朝日新聞の取材に「地域協は普段から学校を支援してくれており、子どもたちに暴力がふるわれるとは思わなかった。連れて行くことを認めたのは結果的に判断を誤った」と釈明した。市教委への未報告については「子どもたちから『言わないでくれ』と頼まれた」と話している。
by miya-neta | 2006-12-11 09:06 | 教 育