LED技術で新規分野強化 シーシーエス、製品開発を加速
2007年 01月 09日
京都ニュース(京都新聞社)
(2007年1月9日11:15)
シーシーエスが発光ダイオード(LED)照明の技術を生かした新規分野の研究開発を強化している。バイオ、医療分野での事業展開を目指し、昨年8月に「光技術研究所」(京都市中京区)を開設。LED技術の応用研究とともに製品開発も加速させる。
■研究所開設、農業・医療用など展開
同社は、半導体や電子機器などの生産現場の画像処理用照明で国内シェアの6割を占めており、売上高の9割以上が工業用照明となっている。新規領域への進出により、景気の波の影響を受ける工業用照明以外で事業の柱を構築し、経営基盤を強化する方針だ。
光技術研究所では、農業、医療分野向けや顕微鏡用、従来のハロゲン光源に置き換わる高効率のLED照明など約30のテーマで研究開発を進めている。
農業分野向けでは、野菜の実験栽培を行い、栽培効率を高めるための光の照射技術を研究中。医療分野向けでは、歯科用の照明器具をすでに実用化しており、今後は東洋医学のはりの代わりに光をつぼに当て治療効果をあげる機器の臨床テストも行う。
米田賢治社長は「光の制御技術の蓄積を他分野に展開していくことは難しくない。各分野で事業化へのスピードを上げていく」と話し、2007年7月期の研究開発費は売上高比率で前期の7・6%から9・2%に引き上げる計画だ。同社は、3年後の売上高目標を100億円(06年7月期は48億円)としているが、そのうち新規分野で15億円の売り上げを目指す。
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