今月のテーマは:企業における女性活用・幹部育成
2007年 01月 10日
上場企業で女性の取締役が誕生するとニュースになる時代。企業は積極的に女性を登用・活用に取り組んでいるが、女性の取締役が当たり前の社会というにはまだ遠いのだろうか。2006年6月8日~13日まで、イー・ウーマンリーダーズを対象に同調査を実施し、496名から回答を得ました。2007年01月10日
【1月第2回】管理職になるイメージがつかめない
管理職や役員へなりたいか、その意向を聞いた。「管理職(役員を除く)になりたい」と回答したのは31.2%、「役員(取締役・社外取締役、等)になりたい」と回答したのは22.8%。その理由をみると、決定権あるポジションで責任を持って意思決定をしたい、という意見が多く寄せられた。一方で、「なりたくない」と回答したのは、管理職について18.1%、役員については15.2%であった。「役員(取締役・社外取締役、等)になりたくない」の数値が15.2%と低い要因は、「役員(取締役・社外取締役、等)になることを特に考えたことがない」が56.5%もあったことに要因する。
なぜ、「特に考えたことがない」のだろうか。その理由としては、「役員になるとどんな仕事があるのか具体的によく分かっていません」というコメントが寄せられた。活躍する役員がいないため、つまりロールモデル不在のために、企業内でのキャリアアップについて具体的ヴィジョンがイメージしにくいようだ。
●表3
管理職あなたの会社は女性の活用に積極的?
管理職(役員を除く) 役員(取締役、社外取締役、等)
現在、なっている 14.1% 5.5%
なりたい 31.2% 22.8%
特に考えたことがない 36.5% 56.5%
なりたくない 18.1% 15.2%
〈調査概要〉
調査実施:2006年6月8日~13日
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート
回答者数:496人
対象:イー・ウーマンリーダーズ