「あるある大事典」ねつ造:単独スポンサー・花王が撤退 番組打ち切りへ-番組ねつ造
2007年 01月 23日
関西テレビ(大阪市北区)制作のテレビ番組「発掘!あるある大事典2」で、データやコメントがねつ造されていた問題で、「花王」(東京都中央区)が22日、同番組のスポンサーを降板することを決めた。同番組の枠は、花王が単独スポンサーを務めており、「あるある大事典」の番組打ち切りが事実上決まった。
問題の番組は「納豆を食べるとダイエットできる」との内容で今月7日、フジテレビ系列で全国放送された。しかし、被験者がやせたとして別人の写真を使用したり、米国の大学教授発言の一部をねつ造していたほか、被験者の血液検査をせず、架空のデータを放送していたことなどが分かった。
花王は79年の「花王名人劇場」から、日曜午後9時からの放送枠のスポンサーを務めていた。健康・生活情報をメーンテーマにした「あるある大事典」は96年にスタートしたが、今回のねつ造発覚で、花王は会社のイメージダウンが避けられないと判断した。【北林靖彦】
◇おわび視聴率9.7%
関西テレビが冒頭でおわび放送をした21日午後9時から54分間の同番組枠の平均視聴率は、ビデオリサーチの調べで関西地区が11・1%、関東地区が9・7%だった。最高視聴率は、冒頭5分間の「おわび」前後で、関西地区が14・5%、関東地区で13・7%。
◇抗議や苦情2500件
関西テレビと系列キー局のフジテレビ(東京都港区)への視聴者からの抗議や苦情、問い合わせは22日も続き、両局のまとめで、合わせて2500件を超えた。
関西テレビ広報部によると、22日午前11時までに約280件の電話があった。また、フジテレビ広報部によると同日までに電話が約800件、電子メールも約1500件寄せられた。
◇関西テレビの幹部から聴取
総務省近畿総合通信局は22日午前、関西テレビ幹部から事実関係について聴取した。放送法に抵触すると判断された場合は、再発防止を求める。放送法では、「報道は事実をまげないでする」としているが、明確な罰則規定などはない。【井上直樹】
毎日新聞 2007年1月22日 東京夕刊
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