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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自殺中2も「いじめられてストレス」…暴行被害の生徒

社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 千葉県松戸市で同級生への集団暴行をとがめられた市立中学2年の男子生徒(14)が自殺した問題で、暴行の被害者となった同級生の男子(14)は、自分の母親(37)に「(男子生徒は)まじめないい子。彼もいじめられ、ストレスになっていたのでは」と話しているという。

 男子生徒は、被害者の男子が住むマンションで飛び降り自殺しており、この母親は、倒れている生徒の姿を目の当たりにした。「生きて帰ってきて」という願いは、届かなかった。

 男子生徒は1日午後、マンションの8階通路から、飛び降りた。自宅にいたこの母親は「ドスン」という物音に気付いて外に駆け出し、敷地内に倒れているのを見つけた。母親によると、救急車を待つ間に、男子生徒が学生服の下に息子と同じ中学校のジャージーを着ているのに気付き、同校教頭の携帯電話に連絡。ジャージーに記された名前を伝えて、「まさか(集団暴行した)8人のうちの1人では」と尋ねると、「そうです」との答えが返ってきた。

 男子生徒の傍らに大学ノートが落ちており、電話で教頭に伝えると「見てみてください」と言われた。広げると、1ページ目の冒頭に、息子の名前に続いて「ごめんね」という言葉があった。文字は、ページの半分辺りから乱れていた。

 母親も気が動転していて、「謝罪があったこと以外、内容は覚えていない」と話す。搬送されていく姿を見て「生きて帰ってきて」と願った。息子も母親に「お見舞いに行こう」と話していたというが、翌2日、死亡したことを知らされた。

 息子は、男子生徒について「友達がたくさんいて、根がまじめないい子」と話し、恨むような言葉は口にしていないという。息子は入学直後から言葉や暴力によるいじめを受けていた。一部の生徒から、木工の授業で出た木くずを「これがおまえのえさだ」と突きつけられたり、犬のように「お座りしろ」と言われたりしていた。今回の8人の中の数人には、以前からいじめを受けていたが、自殺した生徒は今回が初めてだった。学校は、男子生徒が友人から疎外されているように感じていると訴えていたことを明らかにしており、同級生は母親に「(男子生徒も)いじめられたことがストレスになっていたのでは」と話している。

(2007年2月3日14時47分 読売新聞)
by miya-neta | 2007-02-03 14:47 | 教 育