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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

スクールソーシャルワーカー配置へ 熊本県教委

くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞


2007年2月17日 20:39

 不登校やいじめ問題などに対する新たな対策として、県教委は二〇〇七(平成十九)年度から、スクールソーシャルワーカー(学校社会福祉援助技術者=SSW)を教育事務所に配置する。学校と家庭や医療・福祉など関係機関と連携しながら、子どもの自立を支援していく人材で、九州では初めての導入となる。

 SSWは、社会福祉学を基礎に精神医学の知識を持つ。課題のある子どもたちへの相談活動とともに、担任や家庭にも直接出向いて話を聴いて解決の方策を提案する。また、教師や保護者へのアドバイス、校内や外部機関との連携をコーディネートする。文部科学省によると、〇六年度までに香川県や大阪府、兵庫県などで導入している。

 県教委は〇七年度から始める「県子どもたちの自立支援事業」の一環で、精神保健福祉士の国家資格を持つ二人をSSWとして二教育事務所に配置する。管内の学校と児童相談所、病院、警察、スクールカウンセラー、児童民生委員などとのネットワークを構築。問題が発生した際には、ネットワークを活用して解決策を探る。

 県教委は「いじめや不登校が深刻化している中、学校や教師だけではなく社会福祉的な観点でのアプローチや地域ぐるみでの支援体制づくりが必要。SSW導入で問題の予防や早期発見・対応につなげたい」と話している。(野田一春)
by miya-neta | 2007-02-17 20:39 | 教 育